ワインショップいいぬま

シャトー・ヴァルテリーはモルドバの首都キシナウから北に44km離れたオルヘイに位置するワイナリーです。『ヴァルテリー』はオルヘイの町の名前に由来しており、ハンガリー語で『要塞のある場所』と言う意味があります。設立は1996年ですが、『シャトー・ヴァルテリー』としてスタートしたのは2004年です。

現在、合計520haの自家畑を所有しており、すべてのワインを自家畑のブドウで造っています。品質を重視したワイン造りのおかげで、短い間に急成長を遂げ、国際的なコンクールで数多くの賞を受賞しています。

2023年10月には、高品質なワイン生産への貢献、土着品種によるワインのプロモーション、ワインツーリズムへの注力によりモルドバへの関心を世界的に高めたことが評価され、『Wine of Moldva』の『ベストワイナリ―・オブ・ザ・イヤー』に選出されました。

畑は南西部のヴァルル、ルイ、トラヤンの3つのサブリージョンのひとつ、ブジャク（Bujeac）に位置し、大陸性気候で暖かく乾燥しています。

標高は150〜175m、日当たりの良い南向き、土壌は典型的なチェルノーゼム（肥沃な黒土）と粘土、ロームです。

収穫は10月に畑で選別しながら手摘みで行います。ブドウは除梗します。発酵と醸しは26〜30度に管理したステンレスタンクで4週間行います。

熟成はステンレスタンクと一部はオーク樽で6ヶ月行います。

フェテアスカ・ネアグラは2000年以上の歴史があり、モルドバで広く栽培されているブドウ品種です。タンニンが豊かで樽との相性が良く、長期熟成の可能性を持つワインが出来ます。

野生のベリーやチェリー、プルーンのアロマがあり、微かにシナモンやバニラなど甘いスパイスの要素が感じられます。上品でありながらしっかりとしたテクスチャを持っています。

【ブドウ品種】　フェテアスカ・ネアグラ