ロッソ・ピチェーノ スペリオーレ ロッジョ・デル・フィラーレ 2019

ヴェレノージは、イタリアのマルケ州最南端のアスコッリ・ピチェーノでワイン造りを行う注目を集める生産者です。父の自家用のワイン造りを小さい頃から手伝っていたエルコレが、抑えきれない情熱と共に始めました。東はアドリア海、西はアペニン山脈に挟まれた地理的条件が、ブドウ栽培に理想的な環境をもたらしています。所有する畑は全てが斜面に位置しています。日中は日当たりがよくブドウを湿気から守り、冷たい海風が吹き抜け、雨が降ってもブドウを乾かします。日夜の寒暖差が激しく、ワインに豊かな香りと酸をもたらします。収穫量を抑え、品質を高く保っています。

ワイン造りの哲学は、スタンダードから上のクラスまで、すべてにおいて高品質であること。すべてのワインについて、同じ姿勢で向き合い、同じ労力をかけています。それはエントリーレベルのワインは、幅広い人々の元に届き、ヴェレノージのワインを知るきっかけとなる、名刺代わりのようなものだと考えるからです。またワインの個性に沿ったワイン造りを心がけています。自分が造りたいスタイルに合わせるのではなく、ワインが語りかける声に耳を傾け、個々のワインの性質に合わせて樽を選んだりしています。土着品種にこだわるのは、自分の故郷を愛しているし、そのブドウを愛しているからです。また、人々に分かりやすい、品種の個性が際立つことも理由となっています。

輸出比率は70%です。成功したのは、素晴らしいスタッフがいるからで、まるで大家族のようで、しっかりと組織だっているからだと考えています。スタッフの一人一人が、各々の役割を持ち、プロフェッショナルとして仕事をこなしています。2002年6月から、トスカーナ出身のトップエノロゴ、アッティリオ・パーリをコンサルタントに迎えました。

ヴェレノージのワインはすでに国内外で高く評価され、ほとんどのイタリアワインが集う展示会ヴィニタリィの品評会や、その他国内外の品評会でも毎年のように受賞しています。

ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレの選りすぐりの傑作で、単一畑から造られています。

名前は、イタリアの有名な詩人の書いた詩から取られています。ロッジョとはイタリア語で『朱の、赤い』という意味で、炎のことを指します。

『夕暮れのブドウ畑にたたずむ男、その目の前には真っ赤の炎に包まれたかのようなブドウ畑が広がっています・・・」。12年連続のトレ・ビッキエリ(イタリアの超有名ワインガイド誌ガンベロ・ロッソ最高賞)獲得など、品質が毎年向上している理由のひとつとして、ブドウの樹齢が上がっていることが挙げられます。

世界に引く手あまたでヴェレノージは世界約50カ国へワインを輸出していますが、このロッジョは日本とアメリカ、ロシアの3か国にしか輸出していないワイン。イタリア国内では 3つ星レストランに卸すのみで、世界は買いたくても買えない本当に希少なワインです。

収穫量を抑え、まず畑で選別し、セラーに運んでからさらに選別します。除梗してから、ポンピング・オーバーと温度管理が出来る100hlのステンレスタンクで発酵。醸しは約28日間です。フランスのメーカー『ベルトミュー』のバリック(新樽も使用)で18ヶ月熟成させます。

色々なベリーをミックスした複雑で広がりのある上品な芳香、しっとりした果実の深い味わいとエレガントな深みのある力強さを持っています。

【ブドウ品種】 モンテプルチャーノ 70%、サンジョヴェーゼ 30%
型番 ITAVNS-03(ヴェレノージ)
在庫状況 在庫 1
販売価格
7,150円(内税)
購入数