シャブリ 2021

1895年からワイン造りをするジルベール ピク家は、シャブリの町の南東に位置するシシェ村で、シャブリとプルミエ クリュを合わせて約10ha所有しています。長男ディディエ(1958年生まれ)、弟パスカル(1962年生まれ)でワイン造りを行う全くの家族経営の生産者です。

発酵に天然酵母を使うようになりました。年々、タンク熟成を長くし、瓶詰めを遅くしています。ワインが酸化して、ポテンシャルが高くなるからです。酒石を落とすのに、冬の間セラーの扉を開けておいて、外気で冷却させます。

かつてよりずっと、樽ではなくタンク仕込みのシャブリ支持派の一員である。彼らのシャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュは、素材となるブドウそのものと純粋さが融合した、本当に偉大なシャブリとはどうあるべきかを証明する典型的な見本です。

タンクかオーク樽熟成かというシャブリの2つの相対する造り方について、かねてから論争があります。『私達は両方を試しました。今までの経験では、タンクで熟成させた方がより良い品質になりました。樽熟成させたものには、トースト香とヴァニラ香が出ます。私達の意見では、それはシャブリのミネラリティにうまくマッチしないと考えています。』と語ります。

1985年から日本に輸入されていますが、いつもその品質はシャブリに期待する以上のものがあり、ネゴシアンのワインとは比べものになりません。

シシェ村の五つの区画のブドウを別々に醸造します。標高は150〜200m、東向きと北東向きです。土壌は粘土を豊富に含む石灰岩、牡蠣の貝殻の化石を含むジュラ紀後期のキンメリジャンで、ワインにミネラルや火打石の要素を与えます。

植栽密度は6,000本/ha。収穫量は55hL/ha。ステンレスタンクで11〜13度に保ち12ヶ月熟成させます。

ほのかに緑がかった透明感のある色合い。香りの凝縮度が高く、グレープフルーツ、ライム、蜂蜜の香りと、鉄をなめているかのようなミネラル感があります。酸味は爽やかでライムを搾ったような印象です。

【ブドウ品種】 シャルドネ
型番 BOUGBP-01(ジルベール・ピク・エ・セ・フィス)
在庫状況 在庫 1
販売価格
4,620円(内税)
購入数