シャブリ ヴィエイユ・ヴィーニュ ”1928” 2016

ヴォコレ家はシャブリ村から13kmほど北に位置するマリニー村でワイン造りをしています。ヴォコレのワイン造りは伝統的、つねに純粋、ピュアなワインを目指しています。ワイン造りの哲学は『テロワール、ヴィンテージの特徴、そしてアペラシオンの個性を尊重すること』とイヴォンは話してくれました。

ブドウの平均樹齢は45年。全体の50%が樹齢40年以上のもの、全体の20%が最も樹齢の高い78年のブドウです。

収量は60hl/ha、植密度6,000本/haです。

土壌に石が多く、硬いため畝と畝の間に草は生やしていません。できるだけ自然なままのワイン造りを目指しており、ボトリングの際、冷却処理をしていませんので、ワインに酒石が見られることがあります。瓶詰は月の満ち欠けのタイミングで行います。

ヴィンテージによっては25〜40年と、美しく熟成することが出来ます。ヴォコレスタイルと言える長熟を可能しているのは、ワインにとって絶対的存在の酒石を落とさないこと。そして、しっかり完熟を待って収穫し、完璧なアロマと熟度を求めているからです。『すべての年がこのように熟成できるわけではないが、糖分と酸のバランスだ。』とイヴォンは話していました。

実は生産量の98%以上が国内市場で消費されており、輸出は僅かに2%のみ。国内では有名星付きレストランでもオンリストされる実力があるなか、その2%の枠の極めて少ない量を分けていただいているのが現状です。

このワインは、ワイン造りに情熱を注いだ、イヴォンの父、ローランの祖父に当たるモーリス ヴォコレ氏(1928年生まれ)に捧げたキュヴェ。ブドウの平均樹齢は60年。1938年、1939年、そして1961年に植えられた3つの異なる区画のブドウを使用しています。

土壌は粘土石灰質、ポートランディアンのバロワ石灰岩マール、赤みを帯びた茶色、そして赤の砂利質。

収穫は基本的に機械を使用しています。『機械収穫』と聞くと、ネガティブなイメージをお持ちになる方もいるかもしれません。しかし、しっかり熟したシャルドネであれば機械収穫でもブドウを傷付けずに収穫することが可能だそうです。また、シャブリ全体でも95%が機械で収穫されているそうです。

ヴィエイユ・ヴィーニュ(古いブドウ樹)の畑の収穫は手摘みで行います。空気圧プレスで圧搾後、澱引きし、樽に移します。発酵、熟成ともに228Lのブルゴーニュ樽(ピエス)で行います。

熟成期間は9か月。樽はセガン・モロー社の他、シャブリ近郊のベイヌ(Beine)の樽メーカー、フロラン・シエレ社のものを使用。ボトリングの前にそれぞれの樽をブレンドして再び樽に戻しますが、ヴォコレ氏曰く『ブレンドした後でもそれぞれの区画の個性は失われず、ワインの中にはっきりと感じることが出来るんだよ』とのこと。

現代では樽のニュアンスをメインに表現するシャブリが少なくなったという中で、非常に特徴的なキュヴェ。ボトルも通常の物とは違う、底上げボトルを採用するなど、どのキュヴェよりも特徴づけて仕上げた、こだわりの一本です。

樽熟成の仕上がりが本当に上手く、ワインの良さと樽の良さをバランスよく両立させています。古樹のブドウから造られるワインがよく分かる味わいの奥深さに驚かされます。価格を超えた価値ある素晴らしいシャブリです。

【ブドウ品種】 シャルドネ
型番 BOUYLV-01(イヴォン・エ・ローラン・ヴォコレ)
在庫状況 在庫 1
販売価格
4,536円(内税)
購入数